会長からのご挨拶


会長 鈴木 幸一
(株式会社インターネットイニシアティブ)

 異なる技術基盤によって発展してきた通信とコンピュータを融合させることで、コンピュータサイエンスを技術基盤とした通信を可能としたインターネットは、20世紀後半のもっとも巨大な技術革新です。インターネットの進展は、あらゆる社会の仕組みを変えるとともに、21世紀における産業のエンジンとなっています。ICTという言葉も、通信と情報の融合があってできた言葉です。いずれ、あらゆる情報はネット上に存在するようになります。通信(コミュニケーション)と情報(コンピュータ)が融合することによって、まったく新しい世界をつくりつつあります。

 通信と情報が異なる技術基盤で並列していた時代に設立されたテレコムサービス協会も、技術革新に対応した使命を果たしていくことが要請されています。ICT関連企業が幅広く集まるテレコムサービス協会は、日々、技術革新が進行する情報通信産業において、競争市場の健全な発展を図り、事業全体の発展に寄与することを目的とした団体であり、ICT産業の発展を推進するために大きな役割を担っていると考えております。協会では、こうした役割、使命に対応したICTに関する情報収集、調査研究、意見提言等の活動に加え、ICTを利活用した地域のビジネス創出の支援への取組みを通じ、地域の活性化に資する活動を行っております。

 周知のとおり、ICTは、全ての社会・経済活動や生活に不可欠なインフラであり、経済成長の鍵を握るのみならず、社会的課題の解決のためのツールとして、その果たすべき役割は大きいものがあります。政府においても、2020年のGDP600兆円達成を目標と掲げており、また、2020年までに世界最高水準のIT利活用社会を実現することを目標に取組を進めることとしております。

 近年、Industry 4.0あるいはSociety 5.0をはじめとし、IoT、ビッグデータ、AIなど、ICTの飛躍的な発展により、大きく社会構造が変わろうとしています。ICTは、単なる生産性の向上や効率化を求めるだけでなく、新たなサービスの創造や付加価値を生み出すなど、従来の業界や業態を超えたICTの利活用が進んでいます。

 我々の業界においても、MVNOやFVNOの市場が急速に拡大しており、事業者に求められる責務も以前に増して大きくなってきています。安心・安全な通信環境はもとより、消費者に対するきめ細かな対応も従来に増して求められてきております。当協会のビジョンの一つでもあります「安全・安心なネットワークの実現」に向けて、委員会活動を通して取り組むほか、関係団体とも協力して、利用者が安全・安心なICTの利活用ができる環境整備に努めて参ります。

 今後、急速なICT分野の変革に迅速に対応し、ICT産業の成長と国民生活向上にしっかりと貢献できるよう協会一丸となって努力して参りますので、これまで以上のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。



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